サーキットのススメ③~エンジン冷却~
油温、水温の実態を把握して
こりゃ大変だ!
思ったら
冷却装置のグレードアップを開始しましょう。
冷却系チューニングにおいて重要な点
- 排熱を行う
- 冷やし過ぎない
こちらを意識すると思います。
まずは冷却経路の確保
空気が抜ける経路の確保が一番の課題です。
どんなに性能がいいコンデンサーやコアがあっても
裏側が塞がっていたらただの放熱する壁。
非効率ですよね。
なので、まずエンジンルーム内の排熱を
考えましょう。
次に冷やし過ぎない。
水温・油温ともに冷えすぎはパワーダウンに
つながるどころか燃費の悪化も誘発するので、
ストリートカーにおいては注意点です。
過去記事ですがどれも排熱をメインに書いてあります。
ざっくり書くと
アンダーパネルの交換とクーリングボンネットは効果絶大
という事です。
排熱を効率よくするだけで
純正のままでも結構冷えてくれます。
排熱経路の確保ができたら
オイルクーラーなのかラジエーターなのか、、、、
ここはすごく悩みどころだと思います。
また、オイルクーラーには
冷却水で冷やす水冷式と
走行風で冷やす空冷式があります。
最もベストな選択は
オイルクーラー内蔵型ラジエーターの換装でしょう。
オイルを、冷却水と走行風の双方で冷やし、
冷却水がオーバークールを防ぎます。
ラジエターの内部にオイルクーラーが搭載されているので、
省スペース。ラジエーターファンもついているので
オイルの強制冷却も可能。
そして一番のいい部分として、温度が安定します。
初期投資コストが、かさむところがネックではありますね、、、
ラジエーター交換か、オイルクーラー追加
のどちらかで迷ったら、どっちの温度が
適正温度よりも高いのか?
差を見てもらうといいかもしれません。
例えば EJエンジンだと
油温85~110°℃ 水温90~95℃前後が
程よいですが、
走行ピークの温度が
油温 140℃
水温 120℃
だったとすると
優先すべきはエンジンオイルとなります
適正温度との差 油温 +30℃~55℃
水温 +25℃~30℃
となりますよね。
オイルのほうが適正温度を大きく超えています。
なのでオイルクーラーを追加しよう。
といった判断が出来るかと思います。
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