これまでとこれから HONDA S2000
車検整備で入庫したS2000です。
画像を見るとお分かりの通り、非常に程度の良い車両です。
我々メカニックは、程度の良さを車両の裏側、つまり下回りを見て判断することが多いです。
もちろん、この車両も下回りを確認させていただきました。
それを見たうえでの判断です。やはり非常に程度が良い!
オーナー様に聞いたところ、車に詳しくまめに手入れをされており、ガレージで保管していたそうです。
それで納得の13万キロ走破でした。
おかげで車検整備は順調です。通常のメンテナンスだけで十分です。
ただし、それは今までの話。今後はさらに手を入れていく必要が出てきます。
この車両の場合、エンジンオイルの消費量が増えてきます。
けっしてエンジンが悪い、手入れが不十分ではなく、そのような仕様のエンジンだからです。
ある程度乗った車両、それは年式であり、走行距離であったりするわけですが、そのような車両はだんだんメンテナンスサイクルが短くなってきます。
メインはゴム系パーツで、あとはベアリング類が中心、あとはブローバイ関係です。
これらは消耗品と割り切って、オイル交換等のメンテナンスの際にチェックしていただければ、余裕をもって交換することができます。
ブローバイだけはなかなか気が付きませんが、予算を確保した時点でオイルキャッチタンク等を装備すれば、パワーダウンやエンジンオイルの劣化を防ぐことができます。
どんなに年数の経った車でも、どんなに走行距離の伸びた車でも、いつでもアクセルをしっかり踏めるコンディションにしたいものです。
ご心配の方が見えましたら、どうぞご来店ください。いつでも相談をお受けします。
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