ボディパーツの損傷
ボディパーツの傷について
エアロなどのボディパーツは基本的にFRPで作られています。
外装部品ですから、つい傷をつけてしまうことがよくあります。
上記の写真も、一見何ともありませんが、下から見るとこの通りです。
軽い傷であれば、タッチアップペイント等の塗装を施せば問題ありません。
また、塗装をしなくても、腐ったり、錆びたりはしないものです。
ただし、軽い傷でない場合はどうなるのか?
軽くない傷というのは、FRPの中のガラス繊維が見えてしまっているもの、穴が開いてしまっているものを指します。
ガラス繊維が見えてしまうと、その部分に水滴がつき、どんどん中に入っていきます。
そうなると、中に入った水が膨張、収縮を繰り返すことでFRPそのものを破壊していき、最終的には指で触っても変形するほど強度が落ちてしまいます。
ですから、そうなる前に水が入らないようなパテ埋め、塗装などの修理が必要になります。
FRPの商品の製作は、基本的にメス型にFRPを貼り込むことで作成されています。
最初に型抜き用のワックスを塗り、そしてその上にゲルコートを塗ります。
ゲルコートを塗らないとガラス繊維がむき出しになってしまうのを防ぐためです。
このゲルコートは白色もしくは黒色のものが代表的で、白ゲル仕上げ、黒ゲル仕上げとして商品が販売されています。
ゲルコートは表面を磨いて塗装することを目的としていますので、傷がつきやすく、またそのまま使用すると対候性が割るために早く製品がダメになります。
そしてゲルコートの上にガラス繊維を乗せ、樹脂を滲み込ませていきます。
このガラス繊維を載せる、樹脂を滲み込ませる工程を重ねると強度が上がります。
ですから、穴が開くような傷をつけた場合は、裏面からガラス繊維を当てて補強と穴をふさぎ、表面にさらに樹脂やパテを盛って成形して補修をかけます。
上記は大まかな作業説明ですが、実際にご自身で作業をすることも可能です。
雌型さえ作ることができれば、手作業でFRPを作成できます。これをハンドレイアップといい、昔からある作製方法です。
最近はホームセンター棟で必要な材料がそろいますので、挑戦してみてください。
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