ステアリングギアボックス交換 レガシィBP5
ステアリングギアボックス交換のご紹介
経年劣化や走行距離、使用状況によりステアリングギアボックスが消耗します。
消耗する部分としては、内部のオイルシール類、ギアボックスの入力部にあたるスプールバルブ等があげられます。
そして、症状としては、オイル漏れ、パワーアシストが効いていない、異音、ガタ等です。
今回は、はっきりわかるオイル漏れがあり、また使用状況を加味してリビルト交換です。
これがオイル漏れの個所です。滲みレベルではなく、完全に漏れ、それも結構重症です。
ステアリングギアボックスの比較です。
オイルが漏れると、ブーツの中に溜まります。溜まったオイルは逃げる場所がないので、ブーツを変形させます。左上のブーツが変形したものです。
少量であれば、シール交換でも修理は可能ですが、両側漏れた場合は、ブーツだけでなく、ラックのシールも疑わしくなります。
スバルの場合はラックごとの交換になりますので、スプールバルブの摩耗を考慮するとリビルト交換のほうがこれから乗ることを考えるとベストな選択になります。
ステアリングギアボックスを交換した時には、トーの調整が必要となります。
最近よく見られるデジタル式のアライメントテスターではなく、糸を張ったアナログゲージです。
簡易型と思われるかもしれませんが、トー調整であるなら、問題はありません。
理にかなった調整方法で、実際にサーキット等でも使用されているシステムです。
ステアリングギアボックスは結構壊れます。ステアリングが思い、特にどちらか一方に切ったときに違和感を感じる場合には、まず修理工場で確認してください。
私の体験として、交差点で右折時に減速したとたんにステアリングが動かなくなったことがあります。実際には動かないのではなく、全くパワーアシストが効かなかっただけですが、一瞬ひやりとしました。
当店でもチェックできますので、お気軽にお尋ねください。
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