2006年の思い出のレース
10年前のUSA初レースの思い出です。
2006年5月にGT-LIVE主催のGT TRACK ATTACK CHANPIONSHIPとGT SIM RACEに参戦しました。
場所はUSAフェニックスのサーキットです。
フェニックスは5月でも気温40℃を超えるような暑さ。そして、全く何もない平地に突然出現するサーキット場。さすがはUSAです。
レース車両はGDAで、コンテナに工具やスペアパーツと一緒に船便で送りました。
猛暑の中の作業は大変でしたが、車の状態が気になって必死に開梱です。
車のセッティングをしながら、まずはSIM RACEです。
これは、道場走行のことで、助手席にファンの方を乗せて走行します。
一人当たり3周、6名で1セッションとなり、それを4セッション、時間にして5時間の走行です。
気温が高い中、ドライバーや車の負担は相当なものですが、非常に好評で受付には乗りたい人たちで長者の列ができていました。和やかな雰囲気で結構楽しかったです。
もっとも車両は1周を競うタイムアタックカー、しかも路面温度は65℃ではセーブして走っても車は壊れます。
我々はミッションを2回壊し、セッティングの合間に積み替え作業もしました。
そしてGT TRACK ATTACK CHANPIONSHIPのファイナル
ファイナルの走行時間は、なんと1時間。これをフルに走ってはタイヤが持ちません。
コースレイアウトのせいか、エンジンブローを起こして第1コーナー手前でオイルをまき散らした車両が出たりで、駆け引きが大変でした。
それでもしっかりタイムをただき出すことができ、リザルトは2位でまずは満足。
色々なカテゴリーがあり、USAのレース人口の多さと規模には圧倒されました。
レースの合間には、しっかりお仕事もしていました。
ファンサービスや車両の説明、そしてプレス対応ですね。
この車両は、この後雑誌の表紙にも載せていただきました。
この年はなぜかUSAからレース参戦のお話をいただく機会が多く、結局1年で3レースに参加しました。またいずれご紹介したいと思います。
USAはまるで日本のテニスコート並みにサーキットがあります。そしてだれでも手軽に楽しむことができる環境です。
非常にうらやましいですね。日本でももっとサーキットが増えて、モータースポーツが盛んになると、ベース車両も増えるのではないかと思っています。
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