スマートKのミッションオイル
スマートKのミッションオイル交換です。
以前ご説明した通り、クラッチとマニュアルトランスミッションをコンピューター制御でATのように運転できる画期的なミッションです。
それだけでなく、まずは下側。
フロアパネルが前面に配置され、さながらF1。もっとも車高が高いのでダウンフォースが十分に効くとは思えませんが。
後ろからのぞくと、一見ミッドシップ!ではなく、リアエンジンリア駆動のRR配列となっています。
では、ミッションオイルの交換です。
赤い矢印がミッションオイルを入れるフィラーで、青い矢印がオイルを抜くドレンです。
六角レンチが必要です。
抜いたオイルはこんな感じ。
そこそこ汚れていますね。気を付けていただきたいのは、ミッションオイルはATFです。
前期モデルはデキシロンIIで、この後期モデルはデキシロンIIIです。お間違いのないように。
ちなみに、量は1.5Lだけです。この辺りはマニュアルミッションですね。
肝心のフィラープラグとドレンプラグです。
国産車と違って、ドレンプラグにドレンパッキンが入っていません。
よく見るとプラグの皿の部分にパッキンが入ってそうな溝がありますが、ありませんでした。
オイル漏れが心配なので、シリコングリースを塗っておきました。もちろんATFに耐えるものです。
前期モデルは無理やり軽規格に合わせた仕様でしたが、後期モデルはしっかり作りこみができています。
この車はドイツ車ですが、輸入車はその国の文化とブランドの考え方がはっきり車造りに現れます。
オーナーになると、割り切りとこだわりは国によって、メーカーによってはっきり違いが感じ取れます。
チャンスがあれば、ぜひそんな体験をしてみてください。
フロントガラス越しの景色もいつもと違って見えますよ。
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