冷却アイテム WRX STI(VAB)
本日は、冷却に関するお話を。
ターボ車のようなハイパフォーマンス車両は、パワーを得られる代わりに大量の熱を発生します。
この熱をラジエター水や走行風によって放熱、つまり冷却します。
問題はこの冷却。
冷却能力が高いほど、ハイパワーモードでの走行時間が長くできます。
また、よりハイパワーにチューニングすることも可能となります。
今回はWRX STI(VAB)の作業風景です。
そして、ノーマルのラジエターと今回装着するTPS製ラジエター。
当店の一番人気で信頼も高い商品です。もちろん日本製。
ブルーの塗装は、ボロン加工で、一般的にはラジエターの冷却性能が20%~30%上がるといわれています。
純正のラジエターには一面にシュラウドと電動ファンで埋め尽くされていますが、TPS製ラジエターはこれらの部品がボルトオンで装着できます。
さらに、水温センサーの取付けボスが装着されていますので、簡単に水温センサーを装着することが可能です。
今回は、さらに冷却性能を強化するために、ZERO SPORTS製クールサーモも同時装着。
このクールサーモは純正サーモスタットの開弁温度が78℃に対して71℃に設定されています。
この温度は、サーキット走行などの高負荷時の水温上昇の低減と冷間時の暖気の両方を考慮して7℃だけ低くしたもので、夏場は非常に多く受注します。
最後に完成した車両の写真です。溶接のビート模様やロゴプレートがきれいです。
最近の車両は水温が高めに設定されています。
例えば、スバルBRZ/トヨタ86はサーモスタットの開弁温度が88℃で電動ファンの低速始動温度は95℃です。
そのため、高負荷走行後に車両を駐車すると、油音が120℃に達することがあります。
市街地走行レベルであれば、純正指定粘度のオイルでも大丈夫ですが、高負荷をかけて走行される場合には、エンジンの負担が心配になります。
ご自身の走行条件やエンジンの負荷を考慮して、冷却系の強化、エンジンオイルの選択をしていただきたいと思います。
PS
現在、お得なキャンペーンを行っております。
是非ご覧ください。
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