プラグケーブル
本日は点火系のお話を2件いただきました。
1件はダイレクトイグニッションの交換。
写真のダイレクトイグニッションは純正です。
肝心の商品は車両にしっかり装着しました。
点火系のチューニングですね。プラグ交換もしましたので、後は走って楽しんでいただくだけです。
もう1件はプラグケーブルタイプの車両です。
ダイレクトイグニッション、プラグケーブルとも約3万ボルトの電圧が流れ、エンジンの熱をもろに受ける場所に装着されていますので、消耗品扱いとなります。
ターボ車も含め、圧縮比が高くなる環境では、火花は非常に飛びにくくなります。
そのために、ダイレクトイグニッションやイグニッションコイル、そしてプラグケーブルを高品質のものに交換することは、重要なチューニングとなります。
特にプラグケーブルはダイレクトイグニッションと比較して長いので、ケーブルの抵抗値を単に下げて電気を流れやすくすると、ラジオにノイズが発生することがよくありました。
ケーブルの抵抗値を下げつつ、ノイズの発生を抑えて耐熱性を上げるプラグケーブルが各メーカーでしのぎを削って開発された時代もありました。
現在はダイレクトイグニッションが殆どの車両に標準採用されていますので、ケーブルの抵抗値を気にすることはなくなりましたが、それでも火花の大きさはエンジンパフォーマンスにとって重要なことには変わりはありません。
今の時代になっても、ダイレクトイグニッションは消耗品となっております。
できれば、壊れることを心配するよりも、ワンクラス上の、つまり火花が強いダイレクトイグニッションに交換してアップデートを楽しんでいただくのが良いのではないかと思います。
そして、まだ壊れていない純正部品を予備にされてはいかがでしょうか。
電子部品は保管しておいても簡単には壊れませんので。
チューニングというと、吸排気系や足回りに注目が集まりますが、半面点火系まで気にされる方は多くはありません。
消耗品なだけに、ぜひご検討いただければと思います。
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