6速ミッションのオーバーホール
本日はインプレッサGDB、丸目に装着されている6速ミッションのオーバーホールが終わりました。
一見汚れが落ちていないように見えますが、指でなぞっても汚れ一つ付きません。
液体パッキンもしっかり塗られており、車両に乗せるのが楽しみです。
このミッションを装着しているのはサーキットをしっかり走り込んでいる車両で、元々は3速と4速のは入りが悪い症状が出て入庫しました。
この部分のシンクロナイザーリングはしっかり摩耗していましたが、測定の結果、1速と2速も交換時期を迎えていました。
結局写真上側のシンクロナイザーリングはすべて交換。
シンクロナイザーリングを触っても減りを確認することはできません。
しかし、ギヤ等を組み付けて回してみると良品との違いがよくわかります。
非常に繊細な部品ですが、こ良い機会ですから違いを理解していただけたらと思っています。
さらに3速、4速ギヤ、ハブ(写真右上)も交換で、メーカーから指定されているため、シフトフォークも一式交換となります。
シフトフォークのパッド部分には透明の樹脂が使用されています。
通常は真鍮か鉄のような金属が使用されていることが多い中で、樹脂で金属と同様の寿命確保しているのは感心します。
写真下側はミッション内のベアリング関係。
ここまでのオーバーホールですから、後々のトラブルを防ぐために交換が必要です。
これでミッションは新品同様。
また、頑張ってサーキットを走ってもらいたいものです。
この記事をSNSでシェア