バッテリーの軽量化
チューニング手法の一つとして、昔からある軽量化。
ボディの強度に影響のないところを肉抜きと称して穴を開けたり、
走りに不要なもの(エアコン、リアシート)を外したり、
アルミ等軽量素材のパーツに付け替えたりします。
軽量化すると、加速が良くなり、
制動力が上がるといったメリットがありますが、
リスクもしっかり存在します。
では、リスクのない軽量化は何?
という疑問がでてきますが、
それがバッテリー交換です。
車両に標準装備されているバッテリーは、
ご存じの通り鉛バッテリーで重量は約15kg(55D23)あります。
それと同容量のリチウムバッテリーはたった2.5kg。
その差は12.5kgもあります。
これだけの軽量化をリスクなしで行うのはなかなか難しいです。
でも、取付けは一筋縄ではありません。
今回はBRZへの取付けです。
BRZのバッテリー用固定ステーは、
バッテリートレイとボディ側にそれぞれ接続されています。
バッテリーがこれだけ小型化すると
固定ステーがそのままでは使用できなくなります。
その為、
先ずはバッテリートレイにアルミで下駄とズレ防止のステーを取付けます。
これで約20㎜バッテリーの高さを稼ぐことができ、
ステーで固定できるようになります。
オーナー様こだわりのバッテリーステーを取付けました。
リチウムバッテリーのウイークポイントとして、
充放電のデリケートさと信頼性が挙げられます。
今回のバッテリーはイタリア製のALIANTバッテリーです。
充放電用のバッテリーマネジメントシステムもラインナップしており、
この車両に装着しておりますので信頼性も向上しています。
基本的には5~7年の耐久性とHPにも表記されています。
高い耐久性と大幅な軽量化、
そしてリスクも併せ、
チューニングパーツとして十分な性能を持っていると思います。
軽量化をお考えの方、選択肢の一つとして是非ご検討下さい。
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