クラッチのあれこれ・・・
クラッチ交換時期のお車が多く
自分に何があっているのか?わからない。
お安くディスクだけ欲しいなど
いろいろご相談を受けています。
【クラッチてなに??】
そんな方は少ないとは思いますが
簡単に言えば
エンジン回転をミッションに伝えたり、切り離したりするもの。
また、エンジン回転数を安定させる交換も持ち合わせてます。
こちら純正クラッチ
この三点セット
・フライホイール:右下
・クラッチディスク:上
・クラッチカバー(プレッシャープレート):左下
これが基本の一式です。
ディスクだけ交換すればいいじゃない!?
そう思う方もいるかとは思いますが
当店的にはNGです。
写真を見てもらうとわかるとおり
フライホイールがまだら模様ですよね?
カバーの裏側も同じ状態になります。
SUBARUユーザーの場合、結構ハードな乗り方をしたり
そもそも、ブースとがかかるので
摩耗や発熱量が多く、ほぼほぼ上記の写真のような状態
この状態でいずれかの部品を交換しなかった場合
確実にジャダーが発生します。
これがまず一式で交換したい理由です。
ジャダーが発生すると、シフト操作のたびに
車がぶるぶる震えます。
また、当店のクラッチ交換では
フライホイールとクランクシャフトの取り付け部分にある
オイルシールを交換します。
※中央のレンコンみたいなやつがクランクシャフト後端部
周りの茶色がオイルシールです。
そのため、フライホイールの取り外しは絶対必要です。
外すのであれば交換もしましょうということです。
そのほかにも、
たくさんのオイルシールや部品を予防交換を
推奨しています。
さて本題といきましょう。
クラッチといっても種類は様々
使用用途に合うものはどれなのか?
メリットは?デメリットもご紹介します。
まずはクラッチの選択でまず出てくるのは
ディスクの摩材
クラッチディスク大きく三種類に分けられます。
・オルガニックディスク
・メタルディスク
・カーボンディスク
使用用途において、かなり重要な
摩材選び。
「スポーツカーだから、メタルにしよ!」
これは確実に後悔しますよww
それぞれ特徴があるのでそこを理解したうえで選択しましょう。
小倉クラッチ様のHPからわかりやすい
表を発見しました。
ORC ライトシリーズはオルガニック材です。
オルガニック材
メリット
・半クラが楽にできます。
・操作感が純正と同じ
デメリット
・耐熱温度が低め
・ドリフトなど、急激につなぐ動作は苦手
通勤や、街乗り、何より快適に乗りたい方は
オルガニック材のクラッチをおすすめします。
メタル材
メリット
・ドンつなぎ、クラッチを蹴るなどの操作が得意
・レスポンスがいい
デメリット
・半クラはほぼない
・寿命が短め
サーキット・ドリフト走行が主体の方向け
カーボン材
メリット
・レスポンスがよい
・半クラ操作も可能
・長寿命
デメリット
・高回転の半クラはNG
・操作感はシビア
・値段が・・・高い!!!
スポーツ走行~サーキット走行が主な方向け
ざっくりこんな感じです。
クラッチカバー、フライホイールは重さの違いがありますが
データ公表しているメーカーも少ないですが。
重くなれば、エンストしずらく、安定しますが、
レスポンスが悪くなります。
軽いとレスポンスもよくエンジンが元気に回るけど
エンストしやすくなります。
慣れの部分もありますが、
軽すぎるクラッチはストリートでは不向きでしょう。
現在当店で販売実績があるメーカーとして
EXEDY:純正クラッチも製造してます。
HKS:チューニングの代名詞
ORC:クラッチ専門のメーカー
ATS:クラッチ、LSDのメーカー
この四社。
純正とおんなじ感じで、強化クラッチを希望の方は
HKS LAクラッチをおすすめします。
最近多いのは ORC LIGHTクラッチ
ダンパーレスのディスクなので軽くレスポンス重視
少し癖はありますが乗りやすいとは思います。
少しメカノイズ大きめに感じます。
メタル材ではORCメタルシリーズかSEクラッチ
がおすすめです。
メタルなのに半クラがふつうにできちゃうすぐれもん。
またメカノイズも少なく、サーキットに行くなら間違いなおすすめです。
一度はあこがれのメタル・・・・
ツインクラッチがほしい・・・そんな方にもおすすめです。
ニュートラルでシャラシャラ鳴らしたいですよね???
このほかにもクラッチ交換時には、シフトブッシュの強化や
ベアリング、油圧系統の強化などたくさんのメニューをご用意してます。
気になる方、そろそろかなーて方は
お気軽にどうぞ!!
くれぐれも滑る前に変えましょう!!!
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