スポーツ走行のススメ③~冷却・状況把握編~
安全装備や荷重移動等
走行しているとどんどん楽しくなってきます。
走っていて、もう少し走りたい!
そんな風に思ってくることでしょう。
次に意識してもらいたいのは冷却能力。
スバル車の一番ネックなポイントが
熱害
狭いエンジンルームに詰め込まれた
魅惑のエンジン
フレームとの隙間は数センチ。。。
ラジエーターとの隙間も10センチほど。。。。
BRZは。。。
VABやEJ20エンジンよりはスペースがありますね。
隙間も少なく、排熱の穴もない。
熱くなりますよね?
ブレーキ冷却もしかり。
モデルチェンジするたびに重くなる車体
ブレーキのサイズはGDB時代からほぼ同じ
ブレーキに対する負荷も当然増えていきます。
タイヤが太くなったGRB世代以降のパワステポンプのトラブルも
タイヤの大径化、ハイグリップかが進むたびに
早い段階でトラブります。
これも純正タイヤが215の車も245の車も
同じポンプ使っていることによる代償。
いろんな冷却を改善していかないと
高負荷域で走るスポーツ走行は容量オーバーになります。
メーカー純正状態といううのは
あくまで公道を法規内で走る上での適正
タイヤサイズも車高も、すべてが通常の使い方(例:おばちゃんの普段使用)
で、許容範囲内という設定です。
これを、スポーツ走行をする上での適正にグレードアップして行きましょう。
まず、冷却を考えたときどこから手を付けるべきなのか?
一般的に冷却といううとラジエーター交換が
真っ先に思い浮かびませんか?
それ、洗脳されてますよ??
交換推奨が間違いではないですが、
なぜ、お店がラジエーター交換を推奨するのか・・・
儲かるからですよ・・・w(⌒∇⌒)w
ラジエーターってイメージしやすく、
作業も慣れたら簡単なんです。スバル車の場合ね!
そして、そこまで車に詳しくなくても説明できる商品
といううのがあります。
話がそれましたね。
では、何からやるべきか・・・
まず車の状態を知ることから始めましょう。
え????
て感じですよねw
【冷却強化したほうがいいよ!!!】
私も言いますし、多くの方がそういいます。
でも、冷却のどこを優先するのか、それは状況次第です。
なのでまず、走行中、走行後の車両がどんな状態なのか
判断出来る状況を作るのが先です。
エンジンの水温・油温
ブレーキの温度状況
この3点が結構重要
エンジン水温はOBDから読み取れるのでレーダー探知機とかでも
見れるモデルはありますよね。
ですが油温はBRZ以外は見ることが出来ないので
外部センサーが必要です。
お勧めはDEFIメーター
製造元が日本精機・・・純正メーターを製造している会社で
耐久性、精度、動作ともに最高レベルです
ブログ画面の右上の検索フォームで(DEFI)とか(メーター)
と打つと色々出てきますよ!
BRZの場合はHKSのOBリンクやブリッツなどの
OBDからワンタッチで油温・水温は見ることができるので
お手軽なのがいい!という方はそちらがお勧め。
ブレーキですが
視覚的に状況を把握するのであれば
走行後にパッドを外して確認する ←重要!
またこんな商品もあります。
DIXCELさんのキャリパー温度シール
HPに説明がありますので詳しくはそちらで。
キャリパー、パッド、フルードには
適正温度があります。
走行後、その上限を超えているといううことは
冷却が追い付いていないといううことです。
パッドに関しては許容温度の高いパッドに換える
というう手もありますが、
その方向での作業は、キャリパーやフルードの限界が来てしまうので
注意が必要でしょう。
この確認出来る状況があって初めて優先順位が見えますよね?
突き詰めると全部の強化をしたくなるのですが
予算というものがあるはずです。
順序よく行えばより効率的です。
データから見て危険度の高いものから行いましょう。
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