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初代アルシオーネ来店!

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初代アルシオーネのオーナー様がご来店しました。

初代は1985年発売ですから、既に30年が経過しており、その雄姿を見ることは非常に少なくなっています。

直線を基調としたスタイリッシュなデザインは、ベース車両がレオーネとはとても思えません。
この車両は空気抵抗計数であるCD値を始めて広告に載せた車両としても有名であり、また国際ラリーにも出場したことがあります。

運転席はこんな感じです。

現在見ても非常に特徴的で、「運転席」と言うより「コックピット」と言った方がピッタリはまります。ウインカー等のレバー類はなく、全てメーター両側のスイッチがその代りとなります。
でも、ステアリングから手を離さなくてもよい距離でスイッチが位置しており、良く考えられた配置となっていることもこの車の特徴です。

エンジンは水平対向4気筒の1.8Lと6気筒の2.7Lが搭載されています。(EJやEZエンジンではありません。)

当時としては画期的な車両で海外へも販売されていたのですが、登場した時代が悪く、結局は販売としては成功したとは言えないモデルです。

スバルの車両としては非常に先進的なデザインと共に非常に先進的なメカニズムの両方を取り入れている辺りは、さすがスバルです。

当時の雰囲気のままノーマルで乗るのもエレガントですが、EZ30かEJ207を搭載して現行車レベルに性能を引き上げ、走らせてみたい衝動に駆られます。

今回はフロントドライブシャフトのブーツの破れの修理です。
年式は問わず、独立懸架のドライブシャフトは殆んどの車両でジョイント部にブーツが使われており、それが劣化により破れてしまいます。

ブーツが破れたまま走行すると、高速走行では遠心力で内部のグリスが排気系にまで飛び、臭いにおいで気が付きます。
通常走行だけで気が付くのは、グリス切れによってコーナーでの異音と振動です。
できれば、そうなる前に修理して頂きたいものです。
ブーツの破れだけなら、グリスとブーツの交換で済みますが、「ゴリゴリ」音まで出てしまうと内部のジョイント部(ベアリング)交換になりますし、車両によってはドライブシャフトごと交換しなければならなくなります。
こうなると、非常に高額な修理代となってしまいます。

そうならない為にはどうしたらよいか?

簡単です。エンジンオイル交換の際に車をジャッキアップします。その際にチェックをするだけです。
エンジンオイルは交換するインターバルが一番短い部品です。その時に、しっかりチェックをすれば、ブーツが破れた時点で気が付き、大きな出費となる修理を防ぐことができます。

やはり、日頃の確認は重要ですね。

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